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1500DKK - デンマークで肩を張らずに生きる -

2014年2月末より始まったデンマーク生活を気ままにお話しします。デンマーク語の勉強ネタやデンマークで購入できる商品などをまとめています。詳しくはaboutに記載していますので、プロフィールからお読みください。

【私得】簡単ひとことデンマーク語 その18(別れの挨拶)+私が考えるVi sesの起源

その18 "Vi ses!" 「またね!」

 
God eftermiddag~
本日より、新しい語学学校でのデンマーク語学習が始まりました〜!*(^o^)/*
今日やった単元は以前習った部分と被っており、ライティングとリーディングは全く問題ありませんでした!*lucky*
でも、やはりリスニングとスピーキングがボロボロ…とまでは行きませんでしたが、ぐだぐだでした(笑)
答え合わせをすると、読む文章では理解できる文章だったのにもかかわらず、耳から聞く文章になると分からなかった…ということもしばしば…(-。-;
練習が必要ですね…。
 
はー、実は結局3週間前に始まった既存のクラスに入ることになったのですが、ただでさえ人見知りな私は初めて会ったクラスメイトとどうにか意思疎通をしなくてはと焦った為、いまドッと疲れが出ています^^;
以前の学校よりも少人数で、今日は私を含め3人で授業を受けました(笑)
前の学校では常に15人くらいいる状態が普通だったので、少なくなって良かったです。
 
他のクラスメイトが私より初心者なため、今週までは毎日授業があるそうで、明日も学校です〜(´-ε-`;)
朝早く起きるのやだな〜
真っ暗だし寒いし、夏が待ち遠しいです…。
 
**********
 
では本題に入ります!
 
本日のフレーズは"Vi ses!"(ヴィ スィス!)です!
私もブログの最後に使っているフレーズですね!

・vi: 私たち
・ses: 見る、会う

通常「見る(会う)」の現在形は"ser"となりますが、デンマーク語が進化するうえで"ses"に変わりました。
それについて掘り下げていきましょう。

【注意】これから書く内容は俗説を元にしておりますので、確定はできません!
"Vi ses."はデンマーク語の歴史の中では新しいフレーズと言われています。
そもそも、このフレーズのもとになったフレーズは"Vi ser sener."(= see you later)です。
「ヴィ スィーァ スィーナー」と発音します。
そこから、日本語でもよくありますが、言葉が発音しやすく進化し、今の形に落ち着きました。
これは主に若者たちが自分たちの言いやすい形に言い換えたことがきっかけだと言われており、いわゆるスラング的なものとして世間に広まり、今日一般的に使われるようになりました。
つまり、"Vi ses."はとてもカジュアルなフレーズであり、以前はフォーマルな言葉とは思われていませんでした。

ここで別れの挨拶をフォーマルな表現からカジュアルな表現までいくつか並べてみましょう。

■フォーマル - さようなら
"På gensyn."(ポ ゲンスゥン)
※直訳:on so long / on reunited → good bye

日本語でも「さようなら」は「左様ならば」から来た言葉ですよね。
現代語っぽくすると「それでは失礼します」の「それでは」にあたります。
このデンマーク語のフレーズもそういったものらしいですが、私のリサーチ力では確実な情報が見つかりませんでした。。。(でも見つかり次第、追記しますね><)
この表現は目上の方、特にご年配の方が好む言葉だそうで、私の夫曰く、言葉づかいに厳しかったおばあ様はいつもこう言わないと返答してくれなかったとか…。
うちの父方の祖父母、特に国語教師だった祖父も言葉使いに関して厳しかったので、それを思い出しました^^;

■普通 - さようなら
"Farvel og på gensyn."(ファヴェル オ ポ ゲンスゥン)
"Farvel"(ファヴェル)

こちらはよく駄々をこねる子供に対して親が「はいさようなら~もうママ知らないからね~」的なシチュエーションの時に使われているのを何度か見たことがあります。笑
また、やはり学校等で自分より年上の方に自分から挨拶をする場合、これを使うことが多いですね。

■カジュアル - またね、ばいばい
"Vi ses."(ヴィ スィス)
"Hej hej."(ハイ ハイ)

こちらは老若男女、ほとんどの人たちが今、使っている状態です。
友達同士でも、教師生徒間でも、いろんな場所で使われています。
ですが、親しき仲にも礼儀あり、まだ会って日が浅かったり、確実にこの人に「ばいばーい!」なんて言っちゃヤバイだろっていう方には使わないですね。笑
でも、今はそれほど言葉づかいにうるさい人も少なくなってきたようで、これを使ったからと言って失礼だ!とはならないので安心してください。
私は、例えば学校の先生にはVi ses、クラスメイトにはhej hejを使っています。


「さようなら」ひとつにしても、こんな背景が隠れていたとは知らず、『そういやVi sesのsesってなんだ?』と思ったことがきっかけで、こんなにも書く羽目に…(;_;)笑
ですが、上にも注意書きを入れたとおり、こちらは私が独断と偏見で選び抜いた情報を元に書いています。
もしかすると言語学者の方が詳しく論文なりなんなりを作成している可能性もあります。
もし見つかればぜひ読んでみたいですね!(自分で研究する気はゼロ←)

**********

今週は毎日学校があるため、現在21時をまわったところですがもう寝ます。笑
明日は朝ごはん食べていこうかな~

それではまたお会いしましょう!
Vi ses i morgen!

2016/01/18

追記:


◎追記で語る、pon.のひとりごと

↓にこんな感じで語りましたが、実はこんな理由でserとsesと使い分けがされていたようです。笑

【私得】簡単ひとことデンマーク語 その29(møderとmødesの意味の違い) - 1500DKK - デンマーク結婚生活 -

是非一緒にお読みください!

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実は、スウェーデン語でも「さようなら」を"Vi ses."と言うのをご存知ですか。
近い国だからこそ使う言葉も似るのはよくわかります。日本語と韓国語の発音がよく似ているのと近い気がします。
こちらは私の意見になるのですが、おそらくデンマークに移り住んだスウェーデン人が使った"Vi ses."をデンマーク人が真似して使い、それがデンマーク語に取り入れられたのではないのかと考えられます。
みなさんはどう思いますか。

ちなみにスウェーデン語ではVi sesはフォーマルな言葉で、デンマーク語とは逆です。
つまり、デンマーク語ではVi sesはカジュアルな表現として定着しました。
それはどうしてなのか、ひとつ仮説を立ててみました。

スウェーデン語は日本でいう「若者言葉」に近いものを持っていると言えると考えます。
つまり、新しい表現を常に取り入れ、どんどん進化していく、そんな言葉です。
スウェーデンはいわゆるミックスカルチャーの国で、様々な人種の人々が暮らしています。
スウェーデンという国自体、誰にでもオープンであり、様々な文化が入ってくるたび、言葉も新たな変化を遂げてきたと言えます。
たとえば、昔、デンマーク語とスウェーデン語は誰か相手を指す場合、目上の方であれば"du"(=君(あなた)、you)ではなく、"De"(=貴方、you)を使っていました。
ですが、スウェーデン語はそのルールは今ではなくなり、普通の相手を指す言葉も目上の人を指す言葉も"du"で統一されました。
そういったことから、デンマークから見るとスウェーデンの言葉はカジュアル過ぎると判断されてしまったのではないでしょうか。
もしこの仮説が通るのであれば、Vi ses=スウェーデン語から持ってきた=フォーマルな言葉でない=カジュアルな表現、となり得ます。

どんなに近くの国だとしても、やはり自分の国の方がいいと思う人は少なからずいるでしょう。
特に北欧、デンマークとスウェーデンはよく様々な面で自分たちの方が優れているとよく争っているように思います。
そういったこともあり、どんなにいいと思って取り入れた新しい言葉も、その国の様々な背景が反映され、同じ形の表現を使っているとしても意味が違ってしまうのではないでしょうか。

結論として言えることは、以下の四つです。
・デンマーク語とスウェーデン語は似ている表現を持っていた
・異文化交流の末、互いに差ができた
・差が広がるにつれ、言葉の重みが双方異なった
・同じ形の表現が残っても、同じ意味の表現は残らなかった

言葉というのは先人が作り上げたものであり、今の人がどう思っていようが、文法や発音等すぐに変えれるものではありません。
この仮説も、デンマーク語をまだ勉強し始めたばかりでスウェーデン語すら知らない日本人が勝手に立てたものであり、なんの信憑性もありませんが、北欧言語としてひとくくりにして考えてみると、結構いろんなものが見えてきます。
言葉ひとつにしても、いろんな歴史があって面白いですよね。


久々にこんな真面目に文章を書いた気がします(笑)
ちなみに、なぜ私がこんな風に調べてみたかというと、大学時代ゼミで社会言語学を研究していたからです。笑
その当時はなんとなく面白そうだからと選んだのですが、今になってやっと「こうやって調べて、仮説を立てて、実証できる情報を集めるのが好きだったんだな~」と分かりました。
なんていうでしょう、ちまちま本を読んで調べたり、ネットサーフィンして調べたりするの、めっちゃ好きなんです(笑)
まぁ結構大変なんですけどね、自分で仮説立てしたり、結論出さなきゃいけないですし。
でも、学者ってこうして毎日ワクワクしながら研究しているんでしょうね~
面白い仮説を立てられたら、突拍子もない結論を出せますし!笑

もう少しデンマーク語が上達したら、デンマーク語に近いと言われているノルウェー語を勉強してみようかな~と考えています。
そうしたら、よりデンマーク語のルーツが分かってくると思うんですよね。
それに、正直まだ私の大好きな国ほど北欧は好きじゃないので、そこを克服したいですし。
まだ北欧の良さが分かんないんですよね、いまどき流行りの「北欧好き女子」みたいに。
あれくらいどっぷりハマれるよう、がんばりまーす(笑)

(((うわ、もう22時になってしまった…笑)))